2012/10/07 福島起業塾

第6回 福島起業塾 実施レポート

 講演内容としては、phase2として「法律の話」 早川は、企業法務の専門家として、これから事業を立ち上げる人たちに向けて、弁護士の使い方、実際、弁護士に依頼するとどれくらいの費用がかかる、など起業にあたって必要な実践的ポイントを語った。
特に、事業を行うにあたって必要となる場面が出てくる「契約書」の作り方の話では、「『捨印』は、押してしまうと、契約の相手方に『契約書の修正を自由に認める』ことです。安易に押印してはだめです。」と説明すると、聴講生は「そうだったのか!!」と驚きの表情を浮かべていた。

  

早川は、「法律自体を知らなくてもいいけど、自分たちの事業を行っていく際に、『ここは何か問題になるかも』という感覚を持てる重要」と語った。早川は、自らのベンチャー企業法務の仕事を通じて、様々なトラブルを見てきた経験から、ベンチャー企業に潜む法律の落とし穴としてのトラブルケース(会社の設立のときの株主とのトラブル、従業員から訴えられるトラブルなど)を紹介しながらわかりやすく解説した。
聴講生は、実際に起こりそうなトラブルケースの話を聞いて、必死にメモをとっていた。 聴講生の多くが弁護士と話をしたことが無かった様子で、明るく、熱いトークをする早川の講義は、彼らにとって、弁護士を身近な存在にする講義だった。自ら会社経営をした経験もある弁護士からの話は、これから事業を立ち上げようとする人たちにとって、とても実践的で有意義なものであり、今日の講義の内容は必ず役立つはずである。