2011/04/19 KOKORO ONE PROJECT

「KOKORO ONE PROJECT」一般物資受付イベントREPORT

 

一般社団法人 志友会は東日本大震災の被災地向けに、一般物資受付をするイベント「KOKORO ONE PROJECT - 心を一つに! -」を開催致しましたので、下記の通り報告を致します。
実施日時:4月2日(土)10:00?16:00
実施場所:青山国連大学前 

■イベント概要

4月2日に青山国連大学前ファーマーズマーケット内にて実施した当イベントは晴天に恵まれたこともあり、約600名の皆様により、4t トラック3 台分にものぼる物資をご提供いただくと同時に「KOKORO ONE Flag」へたくさんの応援メッセージも頂いた。
ご協力いただきました皆様方には、心より御礼申し上げます。

■イベント風景

■当日の22:00 に南三陸町に向けて出発

皆様より提供していただいた物資を被災地に届けるため、イベント終了後の22:00、志友会メンバー11人とサポーター11人の計22名で、被災地である宮城県本吉郡南三陸町の避難所ベイサイドアリーナへと向かった。
被災された地域の全てに物資を届けたいというのが本音だったが、公益社団法人CIVIC FORCEとの打ち合わせの上、それまであまり物資が届かなかった南三陸町への支援が決まった。

南三陸町はこの震災で壊滅的打撃を受けた被災地のひとつ。街そのものがまるごと失われたと言って過言ではない。4月3日現地に到着した際も、被災された方を一時的に町外へ移す、集団移転のためのバスが駐車していた。
ベイサイドアリーナには約600人の被災者の方が、廊下、階段に至るまでのすべてのスペースを使って生活しており、非常に辛い環境での生活であることがひしひしと伝わってくる。

到着後、お預かりした物資を積んだトラック3台と、志友会として調達したトラック2台分の物資の荷下ろし作業を自分たちの手で行い、直接手渡した。
また、皆様にご記名いただいた「KOKORO ONE Flag」は被災者の方の目にとまる場所へ掲げ、フラッグに書かれたたくさんのメッセージが被災された方々の心に、希望の火を灯すことを祈った。

その後は保育所へ向かった。瓦礫を撤去し、風呂場を設置するためだ。
目の前に散乱する瓦礫の山に愕然としながらも驚いている余裕はなく黙々と作業する。被災された方が一刻も早く使えるように。その想いが我々を突き動かしていた。数時間後、風呂場の基礎を完成させて今回の支援活動第一弾は完了した。

■当団体としての次なる活動の方向性を胸に帰京

被災地へ行き、被災された方々の話を聞いたことで、刻々と変化する、物資以外に必要とされているものが明確になってきた。これからは、衛生面や精神面でのフォロー。さらに娯楽という要素が必要となってくる。
そうした状況に対して、当団体は今後も継続した支援活動を行っていくつもりである。 

Spcial Thanks:ボランティアスタッフとしてお手伝い頂いた方々